酒さでお悩みの方へ
鼻の頭やその周りの毛細血管が拡張し、皮フが赤くなる病気です
痛くもかゆくもないのに鼻の辺りが赤くなる−こうした症状が続くと、何か悪い病気の兆候ではないかと心配する人もいます。これは「酒(しゅ)さ」という炎症性疾患で俗に赤鼻と呼ばれます。強い日差しに当たると炎症が進むので注意が必要です。
酒さは鼻の頭やその周りの毛細血管が拡張し、皮フが赤くなる病気です。病変部の状態によってI度からIII度まで分けられます。
まず、I度は紅斑(こうはん)性酒さともいって赤みだけが目立ったり、少し太めの血管が拡張して赤い糸くずのように見えたりします。
酒さ
※肌質・症状によって効果に個人差があります
II度は紅斑に加え、同部にニキビのようなぼつぼつが多数みられ、一部は化膿(かのう)して膿疱(のうほう)の状態になります。また、病変が次第に口の周りやホホに拡大していきます。
III度は鼻全体が赤く、硬く盛り上がって、いわゆる鼻瘤を形成します。これは炎症を繰り返していたために、皮フの深いところの組織が増殖して硬くなったもので、ここまで進むと元には戻りません。
日本人の場合、III度は極めてまれでほとんどがI度です。それも中年男性に多いのですが最近は女性にもみられるといわれます。
当院では88台の医療レーザー機器を用意しておりますので、一人ひとりの患者様の肌質・症状にあわせて最適な医療レーザーを組み合わせて対応しております。